キャップレス万年筆愛用レビュー 書きたいときにすぐ書ける「キャップレス・デシモ」

キャップレス万年筆愛用レビュー 書きたいときにすぐ書ける「キャップレス・デシモ」

文具店で働いていると、日々たくさんの筆記具に触れます。
大阪・高槻で1930年創業の文具専門店「文具クワウチ」では、ボールペンやシャープペンシルはもちろん、万年筆や筆記具など、さまざまな文具を取り扱っています。
新しい商品が入荷すれば試してみたくなりますし、お客様にお勧めするために実際に書いてみることもあります。

そんな私が、普段から愛用している万年筆があります。
パイロット「キャップレスデシモ」です。私が使っているカラーは、パールホワイト。
キャップレスならではの気軽さに加えて、通常のキャップレスよりも少し細身ですっきりとしたボディが特徴です。

実際に手に持ってみると、女性の手にも馴染みやすく、毎日使う筆記具としてちょうどいいサイズ感。仕事中のメモから手帳まで、気が付けばいろいろな場面で使うようになりました。今回は、商品の特徴をご紹介するというより、実際に愛用しているからこそ感じる「キャップレス・デシモ」の良さを、私自身の使い方と一緒にご紹介します。

目次

  1. 私がキャプレス・デシモを使い始めたきっかけ
  2. キャップがないって、こんなに便利
  3. 「ちょっと書きたい」ときに、すぐ使える
  4. 気軽に使えるのに、ちゃんと万年筆
  5. 毎日使うからこそわかる、キャップレス・デシモの魅力

1.私がキャップレス・デシモを使い始めたきっかけ

もともと私は、万年筆が好きです。
インクを選ぶことも好きですし、紙によって書き心地が変わるところも好き。
何より、ペン先からインクが流れて、紙の上に文字が残っていく感覚が好きなんです。
でも、万年筆を普段使いしていると、ときどき思うことがありました。
「もう少し気軽に使えたらいいのに」ということ。

万年筆は、キャップを外して、書いて、またキャップを閉める。
そのひと手間も含めて万年筆の魅力ではあるのですが、仕事中にちょっとメモをしたいときなどは、もっとサッと使えるとうれしい。そんな時に気になったのが、キャップレスでした。

そして実際に使ってみて、私が選んだのがキャップレス・デシモ。
通常のキャップレスと比べて少し細身で、すっきりとしたフォルムなのが特徴です。
私自身、手に持った時の「ちょうどいい」と感じるサイズ感が気に入っています。
特に女性の場合、太めの筆記具よりも、少し細身の方が持ちやすいと感じる方も多いと思います。
通常のキャップレスは最大径φ13.4mm・全長140mmに対して、キャップレス・デシモは最大径φ12mm・全長139.5mmです。

キャップレス・デシモは、キャップレスの便利さはそのままに、女性の手にも馴染みやすいサイズ感なのが魅力です。

私の愛用万年筆「キャップレス・デシモ」パールホワイトです。

2.キャップがないって、こんなに便利

キャップレス・デシモの一番の特徴は、もちろんキャップがないこと。ノックするとペン先が出てきて、もう一度ノックすると収納されます。

ボールペンと同じような感覚で使えるのですが、書き始めればちゃんと万年筆です。
ペンには18金を採用していて、万年筆ならではのしなやかな書き味を楽しめます。
この「ノックひとつ」という気軽さが、毎日使っていると本当に便利なんです。

例えば仕事中、急にメモを取ることになったとき。キャップを外して、置く場所を考えて・・・という動作がありません。手に取って、ノックして、そのまま書く。書き終わったら、またノック、これだけです。

実際に毎日使っていると、この小さな違いが意外と大きいと感じます。
「万年筆を使うぞ」と構えなくてもいいので、自然と手が伸びるようになりました。

ノックしてペン先を出した状態のキャップレス・デシモです。

3.「ちょっと書きたい」ときに、すぐ使える

私がキャップレス・デシモを気に入っている理由のひとつが、「ちょっと書きたい」ときにすぐ使えることです。

仕事中の電話メモ。
スタッフとのちょっとした確認事項。
商品について思いついたことを書き留めるとき。
そして、手帳に予定を書き込むとき。
どれも、何分もかけて書くものではありません。ほんの数文字、数行だけ書くことも多いものです。そんなときに、私はキャップレス・デシモを使っています。

ノックして、数文字書いて、またノック、それだけです。

以前なら「このくらいならボールペンでいいかな」と思っていたような場面でも、今は自然とキャップレス・デシモを手に取るようになりました。

これが、私自身が使い始めて一番変わったところかもしれません。万年筆を使う場面が、特別な時間ではなくなった。毎日のちょっとした瞬間に使うものになりました。

私の手帳とキャップレス・デシモです。

4.気軽に使えるのに、ちゃんと万年筆

もちろん、便利なだけならボールペンにも魅力があります。
それでも私がキャップレス・デシモを使い続けているのは、やっぱり万年筆だからです。
ペン先が紙の上を滑っていく感覚。インクが紙にのるときの濃淡。お気に入りのインクを入れて、その色を日常の中で楽しめること。

こうした「書くことそのものの楽しさ」は、毎日使っていても飽きません。
そして、細身で持ちやすいデシモだからこそ、仕事中の細かなメモや手帳にも使いやすいですし、気軽なのに書いてみるとちゃんと万年筆です。
このバランスが、私がキャップレス・デシモを好きな時間です。

実際に使っている様子を、動画でもご紹介します。

5.毎日使うからこそわかる、キャップレス・デシモの魅力

愛用していて一番感じるのは、万年筆を手に取る回数が増えたことです。
「今日は万年筆を使おう」と特別思わなくても、自然と手に取る。
仕事中のメモにも、手帳にも、ちょっとした書き留めにも使っています。
そうしているうちに、いつの間にか「いつもの一本」になっていました。

お気に入りの文具は、持っているだけでも嬉しいもの。
でも私はやっぱり、たくさん使えるものが好きです。
どれだけ素敵な筆記具でも、引き出しの中にしまったままでは、少しもったいない。
だからこそ、気軽に取り出せて、すぐに書けるキャップレス・デシモが好きなのだと思います。

「気軽さ」と「書く楽しさ」、そして「持ちやすさ」。
そのバランスを楽しめるのが、私にとってのキャップレス・デシモです。

「万年筆は、特別な日につかうもの」
そんなイメージを持っている方にも、ぜひ一度試してみてほしい一本です。
毎日のメモや手帳に、もっと気軽に万年筆を。
私自身、これからもこの一本を、仕事中や日々の中でたくさん使っていきたいと思っています。
書きたいときに、すぐ書ける。
それが、私がキャップレス・デシモを使用している理由です。

【店舗情報】
執筆者:文具クワウチ 桑内 彩
(大阪府高槻市高槻町15-24/JR高槻駅・阪急高槻市駅の間)
昭和5年創業。高槻センター街で文具専門店として、手書きの道具や紙を通じ「心を届ける時間」を提案しています。
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