万年筆インクの色は紙で変わる?白・アイボリー・カラーの紙でインクの発色を比較
こんにちは。大阪・高槻にある文具店、文具クワウチです。1930年創業以来、地域のみなさまに文具を届けてきました。
私たちは、万年筆やインク、筆記具、紙製品など、日々の「書く時間」が少し楽しくなる文具を取り揃えています。文具店で働いていると、ペンやインクだけでなく、「どんな紙に書くか」でも、書く楽しさが変わることに気づきます。
今回、そのヒントになったのは、化粧品のオンラインサイトで見かけたひとつのPOPでした。同じチークを異なる肌の色にのせて、色の見え方を比較しているのを見て、「同じ色なのに、こんなに見え方が違うんだ。」と感じました。
そこでふと、万年筆のインクも、紙が変われば見え方が変わるのでは?と思ったのです。
今回は、同じ万年筆インクを知ろ・アイボリー・カラーの紙に書いて、見え方の違いを比べてみます。
目次
- 同じインクでも、紙によって色の見え方は変わる?
- 白い紙に書くと、インク本来の色が見える
- アイボリーやカラーの紙ではどう変わる?
- 同じインク×違う紙を写真で比較してみました
- インクと紙、自分だけのお気に入りの組み合わせを探そう
1.同じインクでも、紙によって色の見え方は変わる?
化粧品のオンラインサイトで見かけたひとつのPOPでは、同じチークを異なる肌にのせて、発色の違いを比較していました。
その違いをみて、
「同じ色なのに、なぜ違って見えるのだろう?」と興味を持ったことが、今回の実験のきっかけです。
万年筆のインクも、インクそのものの色だけでなく、どんな紙に書くかによって見え方や印象が変わります。そこで、同じインクを異なる色の紙に書いて比べてみることにしました。
「同じ色なのに、なぜ違って見えるのだろう?」と興味を持ったことが、今回の実験のきっかけです。
万年筆のインクも、インクそのものの色だけでなく、どんな紙に書くかによって見え方や印象が変わります。そこで、同じインクを異なる色の紙に書いて比べてみることにしました。

こうして並べてみると、少しずつ色の印象が違って見えませんか?
2.白い紙に書くと、インク本来の色が見える
白い紙は、インクの色を比較的そのまま楽しめる紙。

「このインクはこんな色だったんだ」と、インクそのものの色を確認するのにも向いています。
3.アイボリーやカラーの紙ではどう変わる?
アイボリーの紙では、白い紙よりもやわらかく、温かみのある印象になります。

さらに、カラーの紙に書いてみると、面白い変化が見えてきます。

紙そのものが持っている色とインクの色が重なり、白い紙に書いたときとは違う色合いに見えることもあります。
例えば、淡い色の紙に書くとインクがやわらかく見えたり、紙の色との組み合わせによって、少し落ち着いた印象になったり。紙の色が変わるだけで、同じインクの表情まで変わって見えます。だからこそ、インクを選ぶときは「何色のインクにするか」だけでなく、「どんな紙に書くか」まで考えてみると、色選びがもっと楽しくなります。
4.同じインク×違う紙を写真で比較してみました
ここで、実際に書いて比べてみましょう。
白・アイボリー・ブルーの3色の紙を並べ、同じ万年筆インクを同じように書いてみました。
今回は、セーラー万年筆の「SHIKIORI-四季織-」からいくつかの色を選び、紙を変えて書き比べてみました。

すべて同じインクです。
紙が違うだけで、インクの色の見え方や印象が少しずつ変わっているのが分かります。
白い紙ではすっきりと見えていた色が、アイボリーではやわらかく、カラーの紙では、紙の色との組み合わせによって、また違った表情を見せてくれます。
インクの色によっても、紙との相性や見え方はさまざまです。
「このインクには、この紙が好き」
そんな組み合わせを見つけるのも、万年筆インクを楽しむひとつの方法です。
5.インクと紙、自分だけのお気に入りの組み合わせを探そう
インクを選ぶときは、「何色にしよう?」だけでなく、「どんな紙に書こう?」まで考えてみましょう。
白い紙なら、インクの色をすっきりと。
アイボリーの色なら、やわらかく、あたたかみのある印象に。
カラーの紙なら、紙の色との組み合わせから、思いがけない表情が生まれることもあります。
「このインクには、この紙。」
そんな自分だけのお気に入りの組み合わせを見つけるのも、万年筆を楽しむ方法のひとつです。
いつものインクを、いつもと違う紙に書いてみる。それだけで、見慣れた色が少し新鮮に感じられるかもしれません。ぜひ、インクと紙の組み合わせを楽しみながら、あなたらしい「書く時間」を見つけてみてください。
【店舗情報】
執筆者:
文具クワウチ 桑内彩
(大阪府高槻市高槻町15-24/JR高槻駅・阪急高槻市駅の間)
昭和5年創業。高槻センター街で文具専門店として、手書きの道具や紙を通じて「心を届ける時間」を提案しています。
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