新社会人へのプレゼントに万年筆はあり?失敗しない万年筆の選び方を老舗文具店が解説
新社会人へのプレゼント選びは、意外と悩むものです。
仕事で使える実用性がありながら、消耗品ではなく、きちんと記念に残るものが良いですよね。
そんな条件を満たす贈り物として、近年あらためて注目されているのが万年筆です。
一方で、「万年筆は難しそう」「使ったことがない人に贈っても大丈夫なのだろうか」と不安に思われる方も少なくありません。
ここでは、老舗文具店の視点から、万年筆を使ったことがない新社会人の方でも安心して贈れる理由と、失敗しない選び方を解説します。
目次
1. 新社会人へのプレゼントに万年筆が選ばれる理由
新社会人になると、メモや手帳、書類への記入など「書く」場面が一気に増えます。
そのときに使っている筆記具は、思っている以上に周囲の目に入るものです。
万年筆は、落ち着いた印象や丁寧に仕事をしていそうな雰囲気を自然に伝えてくれます。
派手さはありませんが、大人としてのきちんと感や信頼感を静かに添えてくれる筆記具です。
また万年筆は、時間とともに使い手に馴染んでいく道具でもあります。
インクを替え、手入れをしながら長く使い続けることができるため、
「社会人になったときにもらった万年筆を今も使っている」というお話を伺うことも珍しくありません。
人生の節目とともに記憶に残る点も、万年筆がプレゼントとして選ばれる大きな理由です。
2. 万年筆を使ったことがなくても大丈夫?
結論から言えば、万年筆を使ったことがなくても、まったく問題はありません。
最近の万年筆は初心者でも扱いやすい仕様が増えており、特別な知識がなくてもすぐに使い始められます。
インク交換は、カートリッジ式であれば差し替えるだけです。
正しく使っていれば、日常使用でインクが漏れることもほとんどありませんし、
手入れもインク交換の際に水で軽く洗う程度で十分です。
さらに、万年筆は力を入れずに書けるため、長時間書いても手が疲れにくいというメリットもあります。
3. 初心者でも失敗しない万年筆の選び方
初めての万年筆選びで最も大切なのは、「使いやすさ」を最優先することです。
日本語を書く場面が多い新社会人には、細字から中字がおすすめです。
また、日本語は「とめ・はね・はらい」といった繊細な表現が求められるため、
日本語の書き味を研究してきた日本メーカーの万年筆は、初めての一本として特に安心です。
同じ「細字」表記でも、日本メーカーの方がより細く感じられることが多く、
文字の収まりや読みやすさに違いが出ます。

文具クワウチが初心者におすすめの万年筆
- パイロット「コクーン」
適度な硬さのあるペン先で、筆圧のコントロールに慣れていない初心者でも安定した筆記ができます。
- パイロット「キャップレス マットブラック」
ノック式で、ボールペン感覚で使える実用性の高いモデル。
- セーラー万年筆「プロフィットスタンダード」
日本語を書くために設計されたペン先で、美しい文字を自然に書けます。
4. ペンケースと名入れで、記憶に残る贈り物にする
万年筆を贈るのであれば、ペンケースも一緒に用意することをおすすめします。
ペン先は繊細なため、カバンの中で傷つかないよう保護が必要です。
当店では、万年筆と合わせて オリジナルペンケース をご提案しています。
万年筆はペン先が繊細なため、鞄の中で他の物と当たると傷がついてしまうことがあるからです。
当店では、新社会人へのプレゼントとして、万年筆と合わせてオリジナルのペンケースをご提案しています。
万年筆一本を美しく収めるためのサイズ設計で、ケースの中でペン先が動きにくい構造になっています。

老舗文具店として伝えたいこと
万年筆は、字を上手く書くための道具ではありません。
書く時間を大切にし、自分の気持ちや考えに向き合うための道具です。
当店では、初心者向けの万年筆のご相談や試し書き、名入れ、ギフト包装まで承っています。
新しい門出に、長く寄り添う一本を。
【店舗情報】
執筆者:文具クワウチ 桑内 彩
大阪府高槻市高槻町15-24(JR高槻駅・阪急高槻市駅の間)
昭和5年創業。文具専門店として「心を届ける時間」を提案しています。