シャーペンが書けなくなる意外な原因とは?お気に入りのシャープペンシルを長く使うための正しい使い方

シャーペンが書けなくなる意外な原因とは?お気に入りのシャープペンシルを長く使うための正しい使い方

毎日の勉強や仕事で使う、シャープペンシル。芯がなくなれば補充する。芯が折れたら、ノックして新しい芯を出す。そんなふうに、気軽に使っている方も多いのではないでしょうか。

大阪・高槻で1930年に創業した文具専門店「文具クワウチ」。
私たちは、さまざまな文具を取り扱うなかで、商品を選ぶ楽しさだけでなく、文具の仕組みや、長く使うために知っておきたいこともお伝えしたいと考えています。

今回ご紹介するのは、身近な筆記具であるシャープペンシルのペン先について。実は、シャープペンシルが書けなくなったというお問い合わせは、店頭でも多く寄せられます。

芯を補充しても書けない。芯が以前より折れやすくなった。
そんなとき、原因は芯だけではないかもしれません。

シャープペンシルのペン先にある細い金属のパイプは、落下や衝撃によって曲がったり、つぶれたりすることがあります。

今回は、メーカーや日本筆記具工業会の情報をもとに、意外と知られていないペン先の仕組みと、シャープペンシルを長く使うために知っておきたいことをご紹介します。

1. シャープペンシルのペン先は、なぜ繊細なの?

シャープペンシルの先端から出ている、細い金属のパイプ。
この部分は「ガイドパイプ」と呼ばれ、芯を保護し、筆記時に芯が通る部分をガイドする大切な部品です。

日本筆記具工業会の解説によると、シャープペンシルには、ガイドパイプのほかにも、芯をつかんで送り出す「チャック」など、いくつもの部品が組み合わされています。

私たちが普段何気なくノックして文字を書けるのは、こうした小さな部品が連動して働いているからです。

参考・引用:日本筆記具工業会(シャープペンシルのしくみ)

たった一本の細いパイプが、書き心地を左右することも

ガイドパイプは、シャープペンシルの先端にある細い部品です。

ぺんてるの公式サポート情報では、ガイドパイプが曲がっていると芯が折れやすくなることが説明されています。

つまり、芯そのものに問題がなくても、ガイドパイプの変形によって、いつものように書けなくなる場合があるのです。

参考:ぺんてる公式サイト(シャープペンシルの芯が折れやすくなってしまった)

2. ペン先が壊れる原因は、落下だけではない

「机から落とした覚えがないのに、書けなくなった」そんな経験はありませんか?

実は、普段の何気ない使い方にも注意したいポイントがあります。

2-1. うっかり床に落としてしまった

机からシャープペンシルを落としてしまったとき、心配なのは本体の傷だけではありません。

ぺんてるは、金属製のペン先について、落下などの衝撃によって曲がることがあると注意を呼びかけています。

また、日本筆記具工業会も、本体を落としたり先端部分に衝撃を加えたりすると、ガイドパイプが曲がったり、つぶれたりして、芯が出なくなることがあると説明しています。

変形の程度によっては、修復が難しい場合もあります。

参考:日本筆記具工業会「シャープペンシルの取り扱いの注意」、ぺんてる「シャープペンシルの使用上の注意」

2-2. ペン先で何かを押したり、穴をあけたりする

電子機器のリセットボタンを押すときや、何かに小さな穴をあけたいとき。細いペン先を使って、つい作業をしてしまうことはありませんか?

日本筆記具工業会は、筆記以外の用途で使用すると、ガイドパイプの変形や芯詰まりの原因になると注意しています。

細くて便利なペン先ですが、筆記以外の用途には使わないようにしましょう。

参考:日本筆記具工業会「シャープペンシルの取り扱いの注意」

2-3. ペンケースに入れて持ち運ぶとき

シャープペンシルをペンケースやバッグに入れて持ち歩くとき、気をつけたいのがペン先への衝撃です。

特に、細い金属のパイプが出ているタイプは、ほかの文具や荷物に押されたり、バッグの中でぶつかったりすることで、ペン先に負担がかかることがあります。

そこでおすすめしたいのが、文具クワウチのオリジナルペンケースです。

このペンケースの魅力は、内部にペン先を守るためのポケットがあること。お気に入りのシャープペンシルや、大切に使っている筆記具など、傷つけたくない一本を収納できます。

オリジナルレザーペンケースにペンを差し込んだ時のイメージです。

ただ筆記具をまとめて持ち運ぶだけでなく、大切な一本をいたわりながら持ち歩く。毎日使うものだからこそ、収納する道具にもこだわりたいものです。

大切な筆記具を持ち歩くためのアイテムとして、文具クワウチのオリジナルペンケースもぜひチェックしてみてください。

参考:ぺんてる「シャープペンシルの使用上の注意」

3. 芯が折れやすい・出なくなったときの原因

シャープペンシルを使っていて、以前より芯がポキポキ折れるようになったことはありませんか?
その原因も、芯の品質や筆圧だけとは限りません。

ぺんてるの公式サポートでは、芯が折れやすくなる原因として、ガイドパイプが曲がっていることや、芯を出しすぎていること、先端の口金部分のネジが緩んでいることなどを挙げています。

特に、ガイドパイプの曲がりは、見逃しやすいポイントです。芯を短めに出しても折れやすい状態が続く場合は、ペン先や口金に異常がないか確認してみましょう。

参考:ぺんてる公式サイト(シャープペンシルの芯が折れやすくなってしまった)

芯が出なくなったときは?

ノックしても芯が出ないと、「芯が詰まってしまったのかな?」と思う方も多いのではないでしょうか。

もちろん、芯詰まりもよくある原因のひとつです。

日本筆記具工業会では、芯が出なくなる原因として、芯を補充しすぎていることや、本体に合わない太さの芯を使用していること、ペン先や内部に折れた芯が詰まっていることなどを紹介しています。また、ガイドパイプが曲がったり、つぶれたりしている場合も、芯が出なくなる原因のひとつです。

そして実は、意外と見落としがちなのが、芯の入れすぎです。
例えば、一般的な0.5㎜芯のシャープペンシルでは、芯タンクに補充する芯は2~3本が目安とされています。
店頭でお客様のシャープペンシルを拝見していると、芯が5本~8本ほど入っているケースも少なくありません。
「芯がなくなると困るから」と多めに入れておきたくなりますが、入れすぎが芯詰まりなどの不具合につながることもあります。
芯を補充するときは、つい多めに入れていないか、一度確認してみてください。なお芯タンクに入れられる本数は製品によって異なります。芯を多く入れすぎると、不具合につながることもあるため、補充するときは、製品の取扱説明書で指定された本数を確認しましょう。

参考:日本筆記具工業会「シャープペンシルのよくある質問」

無理に直そうとするのは避けましょう

芯が詰まっている場合は、製品ごとに指定された方法で取り除くことができます。ただし、ガイドパイプが変形している場合や、内部の部品に不具合がある場合は、芯詰まりとは対処方法が異なります。

無理にパイプを曲げ戻したり、細い針などを強く差し込んだりすると、故障を悪化させるおそれがあります。芯詰まりを解消しても改善しない場合は、文具クワウチにご相談ください。製品によっては、部品交換や修理を受けられる場合もあります。

4. お気に入りのシャープペンシルを長く使うために

毎日使うシャープペンシル。少し気をつけるだけで、防げる故障もあります。

長く使うために心がけたい5つのこと

  1. 落下やペン先への衝撃に気をつける
  2. 筆記以外の用途にペン先を使わない
  3. 芯を必要以上に長く出さない
  4. 芯詰まりや故障が疑われるときは、無理に分解・修理しない
  5. 芯を入れ過ぎない

シャープペンシルは手軽に使える筆記具ですが、内部には繊細な仕組みがあります。

使い方やお手入れ方法を知っておくことも、お気に入りの一本を長く使うための大切なポイントです。

5. 文具クワウチがおすすめするシャープペンシル

カヴェコ ペンシルスペシャル

シャープペンシルを選ぶとき、書きやすさはもちろん、デザインや手に持ったときの感触にもこだわってみませんか。

文具クワウチがおすすめするのは、ドイツの筆記具ブランド「カヴェコ」のペンシルスペシャルです。

特徴は、八角形の細身のボディと、無駄をそぎ落としたシンプルなデザイン。落ち着いた佇まいの中に、筆記具としての存在感があります。

一般的なシャープペンシルとはひと味違うフォルムで、仕事や勉強で使うのはもちろん、デスクに置いておくだけでも気分が上がる一本です。

芯径は0.3mm・0.5mm・0.7mmの3種類。細かな文字を書きたい方、ノートや手帳に幅広く使いたい方、少し太めの線で書きたい方など、用途や好みに合わせて選べます。

毎日使うものだからこそ、機能だけでなく、自分が気に入ったデザインを選ぶことも大切です。

長く愛用できるシャープペンシルをお探しの方や、いつもの筆記具を少しこだわりのある一本に変えたい方は、ぜひ商品ページをご覧ください。

※商品ページへのリンクは、公開前にカヴェコ ペンシルスペシャルの正確な商品URLへ変更してください。

6. 文具店からお伝えしたいこと

シャープペンシルは、子どもから大人まで、毎日のように使う身近な筆記具です。

だからこそ、ペン先の仕組みや、故障につながる使い方を意識する機会は少ないかもしれません。

けれど、その小さな先端には、芯を支え、送り出すための繊細な仕組みが詰まっています。

芯を補充しても書けないとき。以前より芯が折れやすくなったとき。そんなときは、芯だけでなく、ペン先にも目を向けてみてください。

毎日使う文具だからこそ、正しく知って、長く大切に使う。

文具クワウチは、これからも文具の選び方だけでなく、毎日の文具をもっと楽しく、長く使うための情報もお届けしていきます。

店舗情報

文具クワウチ(桑内株式会社)

執筆者:文具クワウチ 桑内彩

〒569-0803 大阪府高槻市高槻町15-24

JR高槻駅・阪急高槻市駅の間、高槻センター街にある文具専門店です。

昭和5年創業。手書きの道具や紙を通して、日常に心が動く出会いの場を提供しています。

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